レノボ・ジャパンは28日、ノートパソコン「ThinkPad」シリーズ5機種と、デスクトップパソコン「ThinkCentre Edge 91z All-In-One」の計6機種に量販店モデルを追加したと発表した。本日販売予約を開始し、7月15日より全国の主な量販店にて販売する。価格はオープンプライス。
6機種すべてに、パフォーマンスを向上させるレノボ独自の「Lenovo Enhanced Experience 2.0 for Windows 7」を搭載している。これにより、素早い起動とシャットダウンが可能だという。 ThinkPad X1は、1366×768ドットの液晶ディスプレー(LEDバックライト)を搭載した13.3型のノートパソコン。主な変更点として、OSにWindows 7 Home Premium with SP1(64bit)を採用している。本体サイズは幅337mm×奥行き231.1mm×高さ21.3mm(最薄部16.5mm)で、重量は1.69kg。想定実売価格は17万円前後。
2010年後半からリリースされている、第三世代ThinkPadにはThinkPad Roll Cageと呼ばれる、筐体剛性を高める技術が使われている。これは、マグネシウム合金製の骨格に各種デバイスを固定し、さらに外装をプラスチックなどで覆う物だ。 先日発表されたThinkPad T61では、本体部分だけではなく、液晶パネル部分にもThinkPad Roll Cageが使われた。 液晶パネル部分は、無線関連のアンテナが組み込まれており、単純にRoll Cageを採用しただけでは無線の感度が減少してしまう。今回、Roll Cageと無線アンテナの配置を最適化したことから無線にも影響していないという。 実物を見るとわかるが、Roll Cageに各種アンテナが取り付けら、これにプラスチックのカバーをかぶせるという構造だ。液晶パネル部分一つみても、さまざまな技術が使われていることがわかるだろう。 |