2007年11月9日金曜日

Gmail、高速化を図った新バージョンが公開

Gmail、高速化を図った新バージョンが公開
http://firefox.gkaku.com http://firfox.gkaku.com

 Googleは、Webメールサービス「Gmail」新バージョンの提供を開始した。一部のユーザーから順次対応しており、Firefox、Internet Explorer 7で利用できる。

 Gmailの新バージョン提供はGoogleのGmail公式ブログ上で10月29日に発表されており、グーグル広報によれば10月29日の時点から一部ユーザー向けに提供を開始。現在も順次対象ユーザーを拡大しているという。

 対象ユーザーはGmailの表示言語を英語の「English(US)」に設定した場合、画面右上に「Newer Version」「Older Version」と表示され、新バージョンと現行バージョンの切り替えが可能。なお、現在対応しているブラウザはInternet Explorer 7とFirefox 2以上で、Internet Explorer 6ではNew Versionが表示されないが、SafariはWindows版、Mac OS版ともに表示できた。

 新バージョンではコードの見直しを図ったことで現行バージョンと比較して高速化を実現。また、メッセージを先に読み込むことでGoogleのサーバーにアクセスせずメールが読み込めるといった改善も図られており、Gmailの公式ブログによればMacbookのSafari 3などでは飛躍的な高速化を実現できたとしている。

 機能面ではコンタクトリストがインターフェイスを一新し、コンタクトの追加やグループ作成などのアイコンが用意されたほか、新たなショートカットも追加。受信メールの送信先をポップアップ表示し、これまでのメール履歴を確認できるといった機能も追加されている。

2007年11月8日木曜日

FirefoxとTiddlyWikiをつなぐエクステンション

FirefoxとTiddlyWikiをつなぐエクステンションfirefox.gkaku.com

 今週は、FirefoxのエクステンションTiddlySnipを紹介しよう。TiddlyWikiをメモ帳代わりに使っている方には、是非試してみるようお勧めしたい。発想は単純で、現在表示しているWebページ全体あるいは選択されたテキストをTiddlyWikiにメモ(tiddler)するというだけのものだが、優れた工夫がいくつか施されており、そのお陰でFirefox&TiddlyWikiは強力かつきわめて有用なツールになる。
 TiddlySnipは通常のFirefoxエクステンションと同じようにインストールできるが、インストール後TiddlyWikiを指定しなければ使えない。メニューの「ツール」から「TiddlySnip Preferences」ダイアログ・ボックスを開き、「General」タブの「File Location」項目にTiddlyWikiのパスを入力する。

 これでTiddlySnipが使える状態になった。しかし、この段階で設定しておくと便利な項目がいくつかあるので、一通り見ておこう。たとえば、新規メモ用のタグを定義することができる。これを設定しておけば、TiddlyWikiのメモのうちどれがTiddlySnipで作ったものかが簡単にわかる。また、「Backup」オプションを設定すれば、このエクステンションで作ったメモだけを、指定したディレクトリーにバックアップすることもできる。ただし、メモするたびにバックアップ・コピーを作るため、バックアップ・ファイルが大量に溜まる点に注意してほしい。TiddlySnipのバックアップ機能を使う代わりに、TiddlyWikiファイルをホーム・ディレクトリーにあるFirefoxのプロファイル・フォルダー(たとえば、/home/user/.mozilla/firefox)に置き、適切なバックアップ・ソフトウェアを使ってTiddlyWikiを含むFirefoxプロファイル全体をバックアップするという方法もある。http://firefox.gkaku.com

 「View TW」タブの「Open TW」を有効にすると、メモを保存した直後にTiddlyWikiが開くようになる。作成したメモをすぐに編集したいときや正常に追加できたことを確認したいときに便利だ。TiddlySnipでメモする際はカテゴリーを指定する必要があるが、あらかじめ用意されているものとは異なるカテゴリーを使いたい場合は「Categories」セクションで追加することができる。操作は簡単だ。

 インストールし構成が終わると、Firefoxのコンテキスト・メニューにTiddlySnipの3つのコマンド、「TiddlySnip Page」と「TiddlySnip Clipboard」と「TiddlySnip Selection」が現れる。Webページ上で右クリックすると、テキストが選択されていなければ初めの2つのコマンドでページ全体またはクリップボードを、テキストが選択されていれば3つめのコマンドで選択テキストをメモすることができる。いずれの場合もまず「Preview」ウィンドウが開く。「Save」ボタンを押すまで、メモはTiddlyWikiに追加されない。「Preview」ウィンドウには「Title」「Tags」「Text」という項目があり、それぞれWebページから取得した該当情報が設定されている。ただし、編集は可能だ。「Text」項目ではTiddlyWikiのマークアップを使うこともできる。

 TiddlySnipにはダブりをチェックする機能があり、同じメモをTiddlyWikiに追加しなくて済むようになっている。追加しようとしているメモと同じタイトルを持つメモがすでにTiddlyWikiにある場合、タイトルを変更して保存するか、既存のメモに追加するか、既存のメモを置き換えるかのいずれかを選ぶことになる。

 TiddlyWikiのホスト版TiddlySpotサービスにも対応しており、Web上のTiddlyWikiにメモすることができる。これを利用すると、TiddlySnip&TiddlyWikiは強力なWebベースのメモ帳になる。TiddlySpotアカウントをお持ちの方は「TiddlySnip Preferences」ダイアログ・ボックスの「File Location」項目にホスト版TiddlyWikiへのリンク(たとえば、http://firefox.gkaku.com)を設定してみてほしい。「Uploads」タブが使えるようになるので、このタブでTiddlySpotのユーザー名とパスワードを設定する。これで完了だ。これ以降、TiddlySnipによるメモは、リモートのTiddlyWikiに保存される。

 TiddlyWikiは、柔軟かつ革新的なアプリケーションだ。しかし、TiddlySnipエクステンションを併用すれば、その機能性はさらに広がる。TiddlySnipは、TiddlyWikiを愛用している人にとって道具箱に常備したいツールの一つである。

2007年11月5日月曜日

Firefox 2.0.0.9、およそ200件の問題を修正

Firefox 2.0.0.9、およそ200件の問題を修正

firefox.gkaku.com米モジラ財団(Mozilla Foundation)は2007年11月1日(米国時間)、Webブラウザー「Firefox」の最新版「Firefox 2.0.0.9」を公開した。新版では、前バージョンで見つかった問題がいくつか修正された。モジラのWebサイトなどからダウンロードできる。

モジラによれば、2007年10月18日に公開した前バージョン「Firefox 2.0.0.8」では、およそ200件の問題を修正したという。この中には、セキュリティ上の問題である脆弱(ぜいじゃく)性が8件含まれる。

このときの修正に伴い、それまでにはなかった別の問題がいくつか生じたという。その問題を修正したのが、今回公開されたFirefox 2.0.0.9。例えば、CSSやJava、アドオンなどの取り扱いに関する問題が修正されたという。

新版で修正された問題は、機能や安定性などに関するものだけで、セキュリティに関する問題(脆弱性)は含まれていない。また、モジラによれば、ほとんどのユーザーは、Firefox 2.0.0.8で生じた問題を体験することはないだろうとしている。

2007年11月4日日曜日

「mixiツールバー」にFirefox版が登場

「mixiツールバー」にFirefox版が登場

ダウンロードhttp://firefox.gkaku.com

 ミクシィはこのほど、SNS「mixi」の新着情報取得などができるWebブラウザ用ツールバー「mixiツールバー」のFirefox版を公開したhttp://firefox.gkaku.com

 既に公開されているInternet Explorer版と同様の機能を備えた。ツールバーからユーザーページや日記の投稿ページ、足あとページにワンクリックでアクセスできる。

 新着メッセージ、新着日記、マイミクシィ一覧を表示する機能や、mixi内を検索できる検索窓も装備。自分がアクセスしたユーザーページの履歴や、コメント投稿した日記・コミュニティの履歴の確認も可能だ。

 Internet Explorer版を利用するにはデスクトップツール「mixi station」のダウンロードが必要だが、Firefox版は単独でインストールできる。対応OSはWindows 2000/XPとMacOS 10.4、対応ブラウザはFirefox 2.0以降。専用ページからダウンロードできるhttp://firefox.gkaku.com

Firefox 2.0.0.9が登場した

Firefox 2.0.0.9が登場した
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 Mozilla Foundationは1日(米国時間)、WebブラウザFirefoxの最新版「Firefox 2.0.0.9」をリリースした。対応プラットフォームはWindowsとLinux、Mac OS X。安定性向上が目的であり、新機能の追加やセキュリティの修正は行われていない。
 今回のリリースでは、Firefox 2.0.0.8にアップデートしたあと発生する不具合を修正。開発者向けWebサイト「Mozilla Developer News」で報告されていた、Windows Vista使用時Javaアプレットのロード後にエラーが発生する問題や、起動時にクラッシュする問題が解消されている。
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機は熟した! 「Mobile Firefox」開発へ

機は熟した! 「Mobile Firefox」開発へ
無料でfirefoxダウンロードhttp://firefox.gkaku.com

 携帯電話の高性能化、スマートフォンの普及、PDAをはじめとする高性能ガジェットの普及などの要因により、すでにインターネットへのアクセスの大部分はデスクトップからではなくモバイルデバイスからになっている。しかもデスクトップとモバイルデバイスのアクセス差は開き続けており、今後さらにモバイルデバイスからのインターネットへの接続割合が増えるとみられている。特にiPhoneやiPod touchの登場がユーザやデベロッパに与えた影響は大きく、モバイルデバイスにおけるフルブラウザへの要求は止められないところにきている。
 MozillaベースのWebブラウザはすでにNokia N800向けに提供されているが、Mozillaは次のステップへ歩もうとしているようだ。9日(米国時間)、Mozilla, Vice president of engineering, Mike Schroepfer氏は自身のブログにおいてモバイルデバイス向けにMozillaプラットフォームを展開していく旨を公表した。これはMozillaの今後の方向性を示すものとして極めて興味深いhttp://firefox.gkaku.com

モバイルデバイスへFirefoxを提供して意味があるのか?
 Firefoxは、デフォルトでPCにインストールされているという類のWebブラウザとは言い難い。ユーザがチョイスし、ダウンロードして使っているという、いわば選択される方のWebブラウザだ。同氏は同様の選択肢をモバイルデバイスに対しても提供しようとしている。
 同社エンジニアリング責任者マイク・シュローファー氏は自身のブログで、携帯機器向けにFirefoxの体験と技術をもたらすことを真剣に考えていると伝えた。多数のユーザーが携帯機器からインターネットに接続していることを理由として挙げている。
 具体的には、携帯デバイスをMozilla 2の主要対応プラットフォームに加え、「Mobile Firefox」を開発する。Mobile Firefoxでは、携帯機器でFirefoxエクステンションを実行でき、開発者はXULでMobile Firefox向けのリッチアプリケーションを開発できるという。
 また同氏はこれまでの経験から、モバイルデバイスとデスクトップという、特徴が異なる2つのプラットフォームにおいて開発を進めることは、双方に対して利益があるとみているようだ。モバイルデバイス向けに開発された成果物がデスクトップ向けに展開されることも考えられるため、デスクトップユーザの利便性も高まるはずだ。http://firefox.gkaku.com

取り組みを開始するには今が適切な時期
 Mobile Firefoxを開発するにあたって、既存のモバイル向けWebブラウザのように新しくWebブラウザを開発するわけではないという。同じベースコードからFirefoxとMobile Firefoxを提供していくようだ。
 以前のモバイルデバイスでは性能上の制限が強く、専用のWebブラウザを新しく開発する必要があった。しかし最近のモバイルデバイスは性能が向上している。モバイル向けに改善を加えればFirefoxでも動作できるレベルまで水準が向上しつつある。http://firefox.gkaku.com
たとえばiPhoneは128MBのメモリと400MHz~600MHzのプロセッサを備えている。
 当然、現段階でもまだFirefoxを実行する環境としては十分ではない。しかしモバイルプロセッサの開発は急速に進んでおり、同氏は数年の間にそのギャップは狭まるとみているようだ。実際、1つのダイにプロセッサ、グラフィック、IO、無線処理を組み込んだチップの開発が進められている現状や、モバイルデバイスの普及を見る限り、性能については同氏の希望どおりになりそうだ。つまり、この時期でのモバイルデバイスへの進出が、Firefoxにとっても、ユーザにとっても、メーカにとっても、適切なタイミングだということだ。
 同氏は同ブログにおいて、Firefox 3以降でモバイルデバイスへ注力したMobile Firefoxを提供していくとしている。まだ、どのデバイスを対象とするかは決めていないようだが、まずモバイルデバイスをMozilla2におけるファーストクラス/ティア1プラットフォームセットに追加することで、コアプラットフォームの意思決定にモバイルデバイスを加える方針のようだ。
 また具体的には、モバイル向けの開発に注力しているチームにChristian Sejersen氏とBrad Lassey氏という、モバイル向けWebブラウザの開発にとって重要になるとみられる人材を追加するとしている。

Firefoxのエクスペリエンスとユーザをモバイルの世界へ
 どのようなデバイスに対してどのようなMobile Firefoxが提供されることになるのかは今後注視していく必要があるが、現状では、Firefox 3はこのままデスクトップ向けとしてリリースし、Firefox 4以降でMobile Firefoxが取り込まれることになりそうだ。リリースも2008年以降になるとみられる。
 細かい内容になるが、XPCOM利用の削減、MMgcにおけるメモリ管理の統合などもモバイルデバイス対応に効果を発揮する。すでにGenko 1.9での作業は終わっており、1.9以降の取り組みとしてデバイスにおけるパフォーマンスの改善とメモリ利用の改善を実現するためにアーキテクチャを変更する時期に差し掛かっているともされている。
 同氏の説明どおりにことが運べば、デスクトップとモバイルで同じFirefoxエクステンションが動作し、モバイルデバイスでXULベースのアプリケーションが使えるようになる日はそう遠い未来の話ではないかもしれない。http://firefox.gkaku.com

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